子供のデジタル生活について(1/4)
本稿では、弊社が提供しているデジタル依存対策ツールをご覧になって、「自分はひとまず使うつもりはないけど、子供に勧めてみるかどうか」と関心を持っている方に向けて、その検討材料を提供します。

弊社が最初にリリースした自己管理を助ける監視アプリ「JAILER」では、中学生と高校生を対象にして無料の利用枠を設けています。その応募フォームに寄せられる文章からは、最近の中高生のスマホに関する実情をうかがい知ることが出来ます。
応募者が典型的に訴えることは、スマホを持つようになり時間の使い方が変わり、学業に悪影響が出ていることへの実感です。例えば「スマホを持ってから成績が下がり、親や先生にも心配されている。また同級生からは『馬鹿が勉強をしても無駄だ』といった言葉をかけられて、最近は恥ずかしくて人前で勉強できない。」といった内容です。

さらに共通することは、時間管理の失敗についてスマホに原因があることを理解しながらも、状況を打開できずに強い危機感と焦りを感じていることです。複数の応募者が「毎日、自己嫌悪に沈みながらベッドに入り、あるいはそのまま眠れずにまた駆り立てられるようにベッドから飛び起きてしまう」というような記述をしています。このようにスマホに翻弄されていることを自覚しつつも問題を解決できずに悩む中高生は一定の数だけ存在しており、彼らにとってはまさに勉強に対するコンプレックスが形成され、自分に対する自信を失う過程にあると言えます。
こうした状況を考慮すると、自分自身の将来について意識するようになった中高生は、スマホ依存による悪影響に対して自覚的であることがわかります。

もうひとつ特徴としてあげられることは、先の中高生無料枠への応募フォームでは「恥を忍んで応募した」「自分のことをみっともなく思い、失望している」といった表現が散見される点です。この傾向からは、自己管理ツールとしてJAILERを利用することが「人として恥ずかしく情けないこと」であると捉えられていることが読み取れます。このように感じる背景には、「自分のことなら自分で管理できて当然」といった常識的な感覚が前提にありそうです。たしかに「よい子」なら嫌いなものでも食べて、決まった時間に寝て、課せられた宿題もしぶしぶやって、多くの人が曲がりなりにも自己管理はやってきたと自負しながら育ちます。しかし現実には、日々のスマホとの接触が人間の脳神経にもたらす影響の大きさは、人が自分の意思で管理できる度合いを超えています。